2014年10月に大阪市で、「客引き行為等の適正化に関する条例」は発動されました。
これは、昔から俗に「ひっかけ橋」と呼ばれている、戎橋での強引な客引き行為が大きな問題になっていたからなんですね。
「ひっかけ橋」と呼ばれていたのは、その昔で、最近までは「強引なキャッチ」のメッカになっていました。
すっかり、ナンパ師たちは影を潜め、キャッチの女の子に占領されていたんですね!
しかも、数年前までは、地方の若者がナンパしようものなら、「ショバ代」を1時間に数百円程度、地元のチンピラみたいなのに払わされていたこともあったそうです。
ナンパするのにお金がかかるなんて驚きですね!
ニュース映像はひどかった!
私もテレビのニュースで観たんですが、元締めみたいな黒服の男が数人の女の子にキャッチに行かせるシーンが映し出されていました。
普通に心斎橋筋を歩くと声を掛けられていない時間が殆ど無く、しつこい女の子に何度も捕まっていましたね。
そこで、「もうしつこい!」と女の子の肩に手をやろうものなら、強面の黒服が出てきて、道頓堀川の脇で、土下座までさせられていました!
本当に驚きです。
そこで、これではイカンと地元の商店街の住民たちで自警団を作り、見まわっていたのですが、イタチごっこで、悪いことをしているという意識はゼロで注意した側に食って掛かる始末。
そんなことをたぶん、数年繰り返してきたんだと思います。
観光客にも安全で楽しい、「食い倒れの街」であるということを分かって欲しいが、現状は「ぼったくりガールズバー」がはびこっているということで、頭を悩ませていたと思います。
それで、橋下市長が、「客引き行為条例」を大阪市に施行したんですね。
実際、条例が発動される前の9月の大阪は、戎橋へ私も行ってみました!
正直、夕方から夜ぐらいのゴールデンタイムには行けなかったのでなんとも言えませんが、雨が降っていたせいか女の子は1人も声を掛けてきませんでした。
条例施行間近ということで、すでに効果がじわじわ表れていたのかな?とも思いました。
また、私が歩いたのが、昼から午後に掛けてだったのですが、「なんばグランド花月(NGK)」の周りでは、若手芸人がこれから舞台が始まると、呼び込みをしきりにしていました。
たぶん、この若手芸人たちの、「呼び込み」的なことも条例違反になってくるものと思われます。
吉本はお膝元であるのに、身近なところで宣伝もデキないとなると、若手芸人にとっては死活問題です。
本当に、ぼったくりガールズバーの強引な客引きの「とばっちり」ですよね!
可愛そうです。
条例が施行されてる現在は、どうなっているんですかね?
少なからず、活気は減少していることと察します。
ただ、これで、安全で安心なミナミに戻ってくれるといいのですが、ナンパ師たちが戻ってくるとも思えません。
ナンパをキャッチと間違われたり、その逆もでてくると思いますから、もうナンパもできなくなったんでしょうね。
観光客にとってはいいことかもしれませんが、若者達はどう感じているんでしょうか?
もう、「ひっかけ橋」という呼び名は、伝説になっていくのでしょうか・・・
ただ、昔から住んでいる地元の方々のことを思えばこれも致し方ない処置だと思います。
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