にんにくには溜まった疲れを解消したり、疲労回復、動脈硬化抑制作用、夏場の食欲増進などの効果があります。
この当たりは、何となく「そうだよな」って感じだと思います。
これまでのニンニクの研究では、1980年代最初アメリカでの報告によると、ガン予防に効果だという報告があり、特に大腸がんに効き目があると報じられました。
また、1986年にはアメリカ国立がん研究所で、大腸がんとニンニクの関係をアイオワ州で55歳~69歳について5年間追跡調査を行った結果、週1回ニンニク摂取している人は、してない人よりも32%大腸がん発症リスクが減少するという結果が報告されました。
2006年にイタリアでの研究結果では、全く、ほとんど食べない人よりも、食べる人は12%、よく食べる人に至っては26%大腸がんのリスクが減少するという結果が報告されました。
また、2007年には、世界で最も権威のある世界ガン研究基金とアメリカがん研究財団の共同調査で、「ニンニクが大腸がんに効果がある」と発表しました。
これまでに100件以上の大腸がん予防効果が認められた医学論文が発表されています。
日本人の死因
1、がん
2、心疾患
3、肺炎
ガン⇒ 男性1位、肺がん 2位、胃がん 3位、大腸がん
女性1位、大腸がん 2位、肺がん 3位、胃がん
実は、大腸がんは何が原因でできるのか解明されていません。
分かっているのは、加齢、ストレス、喫煙、大腸ポリープ(良性腫瘍が何らかの原因で突然悪性化し癌に)などが影響しているということです。
ニンニクの色んな成分の中でもニンニクにしか含まれていない成分が「S-アリルシステイン」で、弱っているNK細胞(体内のパトロール隊)活性を正常に戻す働きがあります。
ニンニクに含まれる「S-アリルシステイン」
5000年前、エジプトで世界最古の薬物書「エーベルス・パピルス」には、ニンニクは感染症予防 心疾患の予防 22種類の効果があるとの記述があります。
ニンニクをよく使う国としては、イタリアやスペインを思い浮かべると思います。
国内では、ニンニクの生産量は青森県(十和田市)が国産ニンニクの約70%のシェアで日本一です。
日本人50~60代の10人あたりの大腸ポリープは平均7個で、青森県(十和田市)で毎日ニンニク一片を摂取している同年代は、大腸ポリープ2個という驚きの検査結果が出ています。
ニンニクに含まれる「S-アリルシステイン」という成分は、熟成させると量が増える(ニンニク味噌、ニンニク醤油漬け、ニンニク酢漬け、ニンニク酒など)また、「S-アリルシステイン」はNK細胞を活性化させることで、風邪もひき難くなるので風邪予防に効果的です。
ニンニクオイル・・・生のニンニクをごま油かオリーブで弱火で10分程度煮詰め、ビン詰めにして数か月保存すると、ニンニクエキスが効率的に抽出できます。
ニンニクは私も好きなのですが、スライスやみじん切りよりも、ニンニクエキスを沢山抽出できるのはこの「ニンニクオイル」が良いそうです。
また、ラーメンやチャーハンには必ず使いますし、焼肉のタレに混ぜるのも堪りません。
それと、女性やにおいが気になる方は、少し値段は高くなりますが、無臭ニンニクも栄養価は変わらないそうなのでいいと思います。
せっかく素晴らしい効能とテイストがあるのですから上手に付き合っていきたいものですね!
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