健康基準が2つに?健康な人が増えるかもしれない訳とは?

 男性          現行基準値        新基準値

高血圧症         ~129mmHg         88~147mmHg
中性脂肪         30~149mg/dl        39~198mg/dl
LDLコレステロール    60~119mg/dl         72~178mg/dl
BMI            ~25kg/㎡       18.5~27.7kg/㎡
γ-GT            0~50u/l          12~84u/l  

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いままで基準値を越えてたので飲んでた「血圧を下げる薬」は一体なんだったのか・・・

基準値って誰がどうやって決める?

日本高血圧学会   →  血圧基準

日本動脈硬化学会  →  中性脂肪基準・コレステロール基準

日本糖尿病学会など →  BMI肥満度の基準

それぞれの専門の学会で基準値を決めています。

病気を予防する観点から数値を決めています。

旧基準値は「病気になった人を長期的に調べた研究によってはじき出したデータ」で、この数値を守れば「将来の病気の予防」を目的とする基準値に対し、新基準値は人間ドックを受けた150万人の中から、「本当に健康な人」1~1.5万人のデータから算出したものなのです。

要するに、新基準値は健康な人の平均値のようなもので、旧基準値は病気の人を長期的に研究した値だということです。

裏を返せば、健康な人を増やして、「医療費を抑えよう」という狙いもあるようです。

2011年度日本の医療費は38.5兆円で国民一人あたり30万円ほどのかかった計算になります。

65歳以上の人口は日本の全人口の1/4を占めています。

38.5兆円の医療費の半分以上が65歳以上にかかっています。

今年、団塊の世代と言われる、65~67歳が増えます。イコール医療費が跳ね上がるという政府の計算もあるようです。

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しかし、緩和された新基準値の甘えて逆に病気の人が増える危険性はないのでしょうか?

この問題について思うのは、「自分の健康は自分で守ろう」ということです。

国が出してきた数字を全て鵜呑みにするのではなく、人それぞれ問題ない数値は厳密には違ってくるはずですから、自分で管理した方がいいと私は思います。

あくまで、新基準は今までの基準を覆すものではありません。

旧基準値を「黄色」、新基準値を「赤」信号というように見ていくのもいいかもしれませんね(^_-)-☆

ただ、いろんな学会からのバッシングの人間ドック学会が「従来の基準を尊重すべきだ」とトーンダウンし始めたようです。

医療業界全体からの圧力も相当なもののようです。

これらをみると、やはり、「自分の身体は自分で管理する」ぐらいの知識を国民が持っていなくてはいけないのでしょうね。

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