毎年になりますが、「大河ドラマ」と「朝のテレビ小説」にでる俳優はその後、人気が急上昇する傾向にあります。
NHKの朝ドラの人気はも説明はいらないですよね。
ただ、2012年の「純と愛」と「平清盛」だけが近年珍しくコケました。
主役の夏菜もしばらくは、塞ぎこんでいたとネットニュースで読んだことがあります。
それほど、NHKの大河と朝ドラは俳優がブレイクする確率がかなり高いと言ってもいいと思います。
「軍師官兵衛」で主役の岡田准一も芝居に対してかなりのコダワリがあるように思います。
俳優なら、その演じる役にはコダワリがあって当然ですし、実際の人物を演じるときなどは誰でも調べたり、自分なりの人物像を作ります。
それが、実物と大きくかけ離れてはいけないとは思いますが、戦国時代の武将などはだれも会ったことがないので、デフォルメした方が、観ている視聴者にはキャラクターが掴みやすいかもしれません。
ドラマの視聴率の傾向
NHKにかぎらず、ドラマの視聴率は大体、初回が基準になります。
それはどれだけ、俳優やストーリーなどに注目が集まっているかのデータになるからです。
当然、注目される分、つまらないと視聴率は一気に落ちます。
要するに、2話以降が勝負ということになります。
もちろん、制作サイドもそれを理解しているので、1話にお金を掛けます。
刑事物だったら、アクションシーンや爆破シーン、スタントシーンを多くしたりとそのドラマで出てくるシーンを派手に演出するわけです。
ただ、観ている方も、それはオカズ程度にしか判断してないと思います。
私がそうですから。
必要なシーンは派手に見たいのですが、「ここに時間掛けなくても・・・」というところもたまにありますね。
1話で制作費を上手く演出に繁栄できないと、2話以降は悲惨なことになりかねません。
しかし、「軍師官兵衛」のように、台本がしっかりしていると、ある程度は中だるみするかもしれませんが、視聴者は盛り返しを期待する訳です。
そこに、岡田准一のように、しっかり答えることが出来ると、視聴率は驚くほど、V字回復を見せるんですね。
岡田准一のコダワリはオタク?
ジャニーズの中でも、少ない演技派である岡田准一のコダワリは、「SP」を観ているとよく分かります。
彼は、ブルース・リーが創設した、「ジークンドー」という武術のインストラクター資格を持っています。
空手でいうところの、「黒帯の指導員」といったところでしょうか。
「SP」の現場では、アクションシーンの演出にも加わっています。
最近の俳優はといいますか、日本の俳優は、「その役が来たから、そのキャラクターの特技を習う」ということが普通ですが、浅すぎるんです。
レッスンも売れっ子ほど出来なくて、1~2回、体験的な感じになったりもします。
ハリウッドなどは、半年から1年ほどの時間を掛けて役作りをするにの対して、「やっつけ仕事」的になってしまっているんです。
それは日本のドラマ制作の現状仕方のないことだとも思います。
しかし、岡田准一のコダワリをみれば分かるように、1年もの牢獄での幽閉シーンでほとんどセリフがなくてもしっかりとした芝居で見せています。
また、他のジャニーズよりも仕事以外の活動が多いので、スタッフなんかも話しやすいというのもあると思いますね。
まとめ
今の若手人気俳優たちは、完全に事務所に守られています。
何かある毎に、制限されることも多いと聞いています。
特に、ジャニーズはスケジュールから演出まで、全てに口を出しているようですね。
しかし、岡田准一は自分がいいと思ったことは、多少危険でも自分でやってしまうそうで、スタッフウケは良いと聞きます。
今の俳優の傾向として、若く人気があり、運動神経があっても、技術と経験が乏しいので、事務所には守られますが、若手の時期を過ぎると本当の実力を試されます。
30歳を過ぎてから、危険なシーンを演じることになったという俳優もいるでしょう。
ただ、事務所が口出ししているようなドラマは観ていて面白みに欠けます。
「台本通りに演じています」といった感が拭えません。
そこへ行くと、体を張れる役者はドラマ自体も面白くなってきます。
それが、岡田准一の「軍師官兵衛」にそのまま繁栄されている感じがしてなりません。
最近では、岡田准一がやっている、ジークンドーやフィリピン武術のカリなどをみて、他の俳優にも派生し、実際習ってる俳優やお笑い芸人もいます。
ただ、たまに、練習もしたこと無いのに「岡田君みたいな武術アクションやりたい」という俳優がいるそうで、アクションコーディネーターを悩ませているそうです。
実際、1~2ヶ月撮影のために習うのではなく、ライセンスをしっかり取ってその道でも一人前になるという姿勢と取り組みが、自分が演じる役に現れている、これが岡田准一の強みだと思います。
コメント