夏になると「こむら返り」を起こす人が増えます。
特に、「寝ている時になった」という経験はあなたにもあるのではないでしょうか?
もちろん私にもありますが、どうして夏になると増えるのでしょう?
原因を知ることで、対処の方法が分かれば、予防することも出来ると思います。
元トップリフレクソロジスト(足つぼ師)の私の見解をお伝えします。
こむら返りって?原因とは?
「こむら」とはふくらはぎのことで、要するに「ふくらはぎをつる」ということです。
ふくらはぎには、腓腹筋とヒラメ筋という大きな筋肉があります。
これが痙攣を起こすわけですね。
筋痙攣の一つです。
主に、運動中や就寝中になることが多いですね。
運動中になる原因としては、「筋疲労」が主になります。
筋肉を使うことによって、エネルギーの需要と供給が間に合わず、疲労物質の乳酸などが分解できなくなりおこります。
また、運動不足の人が、急に運動して、筋肉が今まであまり使われて無かったのに、急に疲労を起こすことにより足がつってしまいます。
また、普段から運動をしていても、その運動とは違う筋肉の使い方をしてもなりやすいですね。
寝ている時になる原因としては、栄養不足が主な原因となります。
夏は寝ている間にも、大量の汗をかきます。
この汗と一緒に、ビタミンやミネラルが体外へ出てしまい、熱中症のような状態になるわけです。
ましてや、冷房をつけ、扇風機を回して体が冷えることにで、こむら返りのリスクは大きく上昇します。
血液の循環が悪くなり筋肉が収縮してしまうんですね。
こむら返りの痛みで、夜中に飛び起きた経験がある人も少なくないと思います。
予防や対処法
寝る前や運動前には、水分やミネラルを摂りましょう。
スポーツドリンクなどの電解質のモノがいいですね!
カルシュウム、カリウム、マグネシウムなどを含んだものを飲みます。
また、運動前はよくストレッチをしておきましょう。
足首などは伸ばすことも、大切ですが、回すこともしましょう。
それでも、なってしまったら、急激な痛みをいち早く治めるには、つった方の「足の親指をすねの方に引っ張ります」。
要するに、痙った方の足の親指を手でもって手前に引くということです!
ほとんどの場合すぐに治まると思いますが、手を離すとまたなってしまう場合もありますからしばらく引いたままにしましょう。
寝ている場合は、もちろん布団で寝たまま行います。
そして、アキレス腱を伸ばすようにストレッチをして、スポーツドリンクをコップに1杯飲めば、ほとんどの場合で納まります。
また、水泳などの運動中でしたら、バケツにお湯を入れたモノに足を入れて温めるという方法もあります。
プールなどの監視員がよく使う方法ですね。
どちらにせよ、必ず水分とミネラルを補給しないと、またすぐなる可能性があります。
まとめ
夜中のこむら返りほど痛くて、面倒臭いものはありません。
エアコンや扇風機ををつけて寝ることは、悪くないんですが、直接足に風を当てたり、足を冷やすような寝方はよくありません。
「筋痙攣」は、熱中症の症状でもありますから、汗をかいたら必ず、水分とミネラルを摂ってくださいね。
運動中なら、よくストレッチを行い、水分とミネラルを摂ります。
久しぶりの運動前なんかはよくストレッチを行って下さい。
また、寝るときには、膝の裏に「足枕」を挟んだりすると、かかりにくくなります。
夏になると、急増する「こむら返り」の原因と対処法を知って、うまく予防しましょう!
それでも、頻繁になり一向に改善しないような場合には、病院にいきましょう。
内臓疾患や動脈硬化などの、可能性もありますので、我慢せず医師に診てもらいましょう。
病気に気づかず、大事になってからでは遅いですからね。
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