ダイオウグソクムシの飢餓に強い「ナゾ」 食べられるって本当?

国内

最近、深海生物が大量に水揚げされたと、日本各地で報告されています。

地球になにか変動でもあるのでしょうか?

また、深海生物はナゾの多い生物ばかりです。

観察するには、大変なコスト(設備投資)が掛かるのと、生きたまま運んだりするのが難しいのが、研究の進まない理由の1つにも挙げられます。

そこで、「キモカワイイ」と人気が上がっている「ダイオウグソクムシ」について調べてみました。

生態や分類としては

ダイオウグソクムシは節足動物門等脚目のスナホリムシ科に属する海生甲殻類に入るそうです。

なんだか分かりませんよね。

深海200~1000メートルぐらいの海底砂泥地に生息していて、体長は30CM前後で、重さも1kgオーバーです。

見た目は、ダンゴムシとフナムシを掛け合わして、巨大化させたような感じです。

生態は、今だにはっきりしたことはわかっていないようです。

「深海の掃除屋」と言われ、魚などの死骸などを食べて生きています。

話題になりました

三重県の鳥羽水族館で飼育されていた「NO1」と名称のダイオウグソクムシが、今年の2月14日に死ぬまで、なんと5年もの間エサを食べなかったということで、何度もニュースで取り上げられました。

6年半近く飼育されたそうで、最後に50gのアジを食べてから5年も絶食して生きていたというから驚きです。

水族館に来てから、6年あまり、プラス20gとサイズ的にはほとんど変わらなかったそうです。

(死んだ時のサイズは、29CM、1060gでした。)

これは、ダイオウグソクムシを飼育してる水族館の中でも、飛び抜けています。

ということは、どこの水族館のダイオウグソクムシもそこそこ絶食に耐えれる生き物だということがわかります。

他の水族館では、2ヶ月とか4ヶ月の絶食で死んだモノがいるそうですが、どうして数ヶ月も絶食出来るかは解明されていません。

「NO1」から、酵母が発見されました!

そんな、ダイオウグソクムシですが、鳥羽水族館の「NO1」を解剖して液体を顕微鏡で調べたところ、長さ約10μmの酵母様真菌が見つかったそうです。

この真菌がどこから来たものなのか、ダイオウグソクムシの体内でどのように影響するのか、また、他のダイオウグソクムシの消化管内にも存在するものか、病原性であるかなど現段階では解明されていません。

もしかしたら、長寿にまつわる「夢の酵母」かもしれませんね。

NO1」は現在も冷凍保存中だそうです。

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まとめ

人は「ナゾ」が好きです。

「解明されてない」ものや生き物が本当に好きです。

その探究心が、現在の科学や文化を作り上げてると言っても過言ではありません。

それが、昆虫のような深海生物で、気持ち悪いけど大人しく、エサも食べないというところが、「心配から可愛い」に変わったのかもしれません。

とにかく、空前の大人気のダイオウグソクムシです。

ぬいぐるみやiPhoneケースまでグッズもたくさん売られています。

そんな、ダイオウグソクムシを食べることが出来るお店があるというから驚きです。

感想では、「エビやカニのよう」とレビューされてる人もいます。

飼うならまだしも、食べるとなると勇気がいると思います。

珍しい体験をしたい方は一度訪ねてみては如何でしょうか?

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