厚生労働省が発表している、2014年の全国のホームレスの数は、7508名となっています。
しかし、これは、職員が自分の目で確認した数字のようで、元々、「厳密なものではない」とHPでも書かれています。
ホームレスとネット難民との境目はどこにあるのでしょうか?
年々減ってる方向で発表されてますが、実際は増えているようにも感じられます。
今のホームレスを見ると、家がなく、食もなく、全員乞食のような汚く異臭を漂わせてると思ったら大間違いのようです。
ホームレスでもしっかり稼いでる人はいるようです。
ホームレスの声を聞く
ホームレスになったという、30代の人のインタビューを見ると、見た目はかなり普通でした。
インタビュアーは着ている服には汚れもなく、ニオイも無かったと言っていました。
「どうしてホームレスになったのか?」という質問に、「派遣社員で急に契約を打ち切られて、アパートの家賃が払えなくなり、気がついたらホームレスになっていました」と答えていました。
ホームレスもピンキリで、レベルというかランクがあるそうです。
よく多摩川沿いに、ブルーシートで貼られたテントのようなモノがあったりしますよね。
あのように、住処を固定してる人もいれば、毎日点々としている人もいて、職を持っている人もいれば、毎日、炊き出しを追いかけて移動している人もいるといいます。
ホームレスはどうやって稼ぐのか?
私が調べた結果でお伝えしますと、一番は「少年ジャンプを拾い集める」のが高収入だそうです。
電車に乗って、午前と午後に「雑誌」を拾い集めることができれば良い収入になるそうです。
漫画だけでなく、週刊誌や単行本、アダルト雑誌も良いお金になるそうです。
1日で¥1000~¥7000ほどでしょうか・・・
他には、アルミ缶やダンボールを拾い集めたり、並びの代行や日雇いの仕事、廃品回収などで、たまにPCやスマホはお宝のようです。
その中でも、アルミ缶などは規制が厳しくなってきていて、マンションのゴミブースなどから持って行こうものなら、窃盗罪になるので難しくなってると言います。
捨ててる自転車を部品取りで出したりするのも良いお金になります。
基本時には、ごみの日にお金に変えられるものを探すというスタイルは変わらないのです。
しかし、たまに、倒産した会社の後片付けからでるゴミや、店舗の改修工事やなどではお宝に出会えるといいます。
また、富裕層エリアよりも中流階級エリアの方が、ブランド品や指輪に時計などに出会えるチャンスは大きいのだそうです。
年収で300万円を超え、月収で80万円を超えた時もあるホームレスもいるそうです。
家がある人よりも稼いでいますね。
もちろん、その逆で、「今日食べるものにも困っている」ホームレスもたくさん存在します。
しかし、リスクもあります
ホームレスには暗黙のルールのようなものも存在するのです。
分かりやすくいうと、>縄張りなどですね。
また、日本のホームレスは親切だと思うのは、「食物にありつけなかった」ホームレスに食物を分け与えることもあるのだそうです。
日本人の「助け合いの美学」がホームレス界でも生きていますね。
最大のリスクは、「ホームレス狩り」です。
駅で寝る人を除くと、ほとんどのホームレスは河川敷か公園になっているので、路上生活者が襲われる事件もでてきます。
事件にあったらしっかり警察に届けることも必要ですね。
あと、普段の生活では、「屋根」を確保するとか、「冬は夜、凍死しないように眠らない」とかがあり、なかなか過酷のようです。
まとめ
一見、収入面だけ聞くと良さそうに思えますが、住民票がなかったり、健康保険がなかったりで、大変です。
リーマン・ショック後に一気に増えたと言われるホームレスですが、いつ自分もなるか、可能性はゼロではないということが認識出来ました。
また、ホームレスのほとんどが、もう一度住まいを持ってちゃんとした仕事に就きたいという意識もあるので、前向きなのが希望でしょう。
ホームレスは世界中にいますが、日本はこれ以上増やさないように、といいますか、普通の生活に戻れる支援を強化して言ってほしいと思います。
人口が年々減ってる現状で、少子高齢化の対策の一つになれば素晴らしいと思います。
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