福岡マラソンが倍率5倍 全国各地で広がるマラソン大会の経済効果とは?

国内

今年から開催される11・9に開かれる福岡マラソンの応募者が定員の5倍になったそうです。

最近の九州・山口では2008年の山口県下関市、長崎県佐世保市2011年、熊本市2012年、佐賀市2013年に大会が開催されました。

九州・山口だけではなく、全国の自治体がこぞってマラソン大会を開催しています。

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これは、マラソン大会による経済効果を狙った趣旨が大きいようです。

2007年に始まった、東京マラソンですが、昨年に世界最高峰の「ワールド・マラソン・メジャーズ(WMM)」にくわわり、ロンドンやベルリンなどの大会と肩を並べる世界6大大会の1つになりました。

競技人口、レベルも年々上昇して、外国からの注目度も上がってきています。

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東京マラソン参加者の定員は36000人で、参加者たちが使用する宿泊施設や交通費、飲食代などの経済効果は9億4800万円計算されています。

実はそれよりも、大きい消費は観戦者だったそうです。

東京マラソン2013で世界中から集まった観戦者数は130万5000人まで膨れ上がり、観戦者たちによる消費の経済効果は112億円とも240億円ともみられています。

20012年からスタートした熊本城マラソンは今年2月の3回目の運営経費の3億4千万円に対し、経済効果は昨年大会14億8千万円を凌いでいると言われています。

これらをお手本にして、地方自治体は税収を増やそうとしているんですね。

また、町の活性化や健康的なイメージアップにも役立っています。

マラソン人口が増えることにより、宿泊施設や交通費だけではなく、スポーツ用品店や接骨院、マッサージ店などの売上も上がります。

そして、身近なところでの大きなマラソン大会の開催というのは、地元の人や沿道の観戦者との距離も近くなり、ランナーとハイタッチしたりと双方にとって魅力的です。

これから、まだまだ増えるであろう、魅力満載な「地方マラソン大会」ですが、デメリットは無いのでしょうか?


私が考えたデメリットは

①怪我人がでる

②死亡者がでる

③町が汚れる

④テロの標的にされる

ぐらいでしょうか・・・

①と②は参加者本人の体調管理ですが、救急体制をしっかりとれば大丈夫でしょう。

③はボランティアなどもたくさん募集してますから、問題は無いですね。

私が懸念するのは④で、2013の4/15の「ボストンマラソン爆弾テロ事件」のようなことが起こらないようにセキュリティ上でもしっかり予算を割いた運営を願っています。

だんだん、日本の平和神話も崩れてきていますし、最近よく「通り魔事件」が起きていますので、安易に開催するのではなく、しっかりとしたリサーチと計画を築いてほしいと思います。

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