実は、公務員でもアルバイトはできるんです!
どういったものが出来るかというと、
① 一定規模以下の不動産投資
② 資産運用(預金、株式投資、投資信託、FX(外国為替証拠金取引)など)
③ 農林水産業
④ 任命権者の許可を得たケース
があります。
もちろん、それぞれには細かい規定がありますので、確認が必要です。
不動産投資でも、5棟以上はダメ、それ以内でも10部屋以上あるとダメとか、営利目的の施設(映画館や旅館、ホテルなど)はNGです。
資産運用でも、年間の利益が20万円を越えると、確定申告をしなければなりません。
住民税額が変わってくるからです。
確定申告をすると、副業が職場で発覚する恐れがあります。
例えば、確定申告をせず、税務署にバレてしまうと、脱税となり追徴課税で大変なことになる可能性があります。
農林水産業といっても、たとえば、自宅でできたトマトを売ろうとしても、価格は相場に合わせ、営利目的と思われるような値段で売ることは出来ません。
「任命権者の許可を得る」ですが、大分市役所の女性職員がスナックのようなところでアルバイトをしていた事件などは、実家への仕送りが必要だったと、許可をとればOKだったことになります。
ただ、風俗店などは許可はおりませんが、スナックとかになると、微妙な感じですね。
たぶん、私は許可されないと思います。
しかし、ちゃんと所定の許可を取れば、公務員もアルバイトができます。
許可をもらうための条件は、
① アルバイトにより本業の効率が落ちないと認められること
② アルバイトとしての勤務先と、公務員としての勤務先との間に利害関係がなく、今後も利害関係が生じる可能性がないこと
③ 公務員の社会的信頼や品位を損ねることがないこと」
これさえ、しっかり守れば、アルバイトが出来るということですね。
公務員がアルバイトが出来ると知って、驚いた人も少なく無いと思います。
公務員の意外なアルバイト
公務員の意外なアルバイトとしては、お坊さんや出版物の執筆があります。
お葬式や法事などでお布施を得たり、宗教活動で寄付を得るなど、公務員は非営利の宗教活動によって得る収入は認められています。
意外と人気なのだというから驚きですね。
また、教員であれば、出版物の執筆も教育に関するもののみが許されています。
グレーゾーンとしては、アフィリエイトやネットオークションがあります。
先日もネットオークションで収入を得ていたとして、公務員が戒告処分を受けたというニュースがありました。
法律でも公務員は「自ら営利を目的とする私企業を営み、又は報酬を得ていかなる事業若しくは事務にも従事してはならない」とあります。
ネットオークションで一度モノを売ったとしても、「事業に従事する」という判断にはならないと思いますので、「副業」には当たらないでしょう。
ネットオークションで利益を得ていた期間、回数、金額などで違反すると判断されたのだと思います。
ブログですが、公務員とはいえやってる人は少なく無いと思います。
そこに、「自分に広告料が入る広告をブログに貼るアフィリエイト」ですが、報酬を得ることは難しく、貼っただけではなかなか収入にならないのが現状です。
しかし、ブロクの収益化を目指して、運営していると判断されたら、処罰の対象になりかねません。
私の考えでは、ブログは日記や趣味程度にして、アフィリエイト広告は貼らないほうがいいと思います。
まとめ
このように、グレーーゾーンのモノもありますが、制限や規約を守れば、公務員でも副業をすることは可能です。
ただ、これらすべての条件を満たしたとしても公務員としての年収に近かったり、超えてしまうほどの収入になってしまったら行政処分の対象になりますので、充分気を付けなければなりません。
公務員である以上、本業の他に、「儲かる」という副業は出来ないんですね。
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