先日放送された、「メッセンジャー&なるみの大阪ワイドショー」で、浜崎あゆみのバックダンサーを務めていた元カレ・内山麻我が付き合ってた時のことを暴露しましたね。
あれを観て、芸能界でのダンサーというポジションについて考えてみました。
私の周りには、長くダンサーという仕事をしている友人が多いので、いろいろ聞いてみました。
ダンサーの昔と今
今や「ダンサー」というと市民権を得ていますが、一昔前は、プータローと変わりがない様に思われていました。
学生時代の友人に「ダンスで飯食ってる」というと「いくら稼いでるの?食えてるの?」と気楽に聞かれた時代があったそうです。
今や、ヒップホップなど比較的早くマスターできるジャンルが学校教育にも取り入れられ、それなりに世間にも認められたといっていいと思います。
私が知ってるのは、20年以上前からずっと続けてるダンサー達なので、現場の様子をリアルに聞くことが出来ました。
ミュージカルが全盛だった時代ですね。
その前は、「ザ・ベストテン」や「ザ・トップテン」など歌番組では引っ張りダコだったそうです。
その頃は、ダンスといえば、バレエとジャズダンスです。
バレエはジャズダンスの為のバレエですね。
この2つのジャンルは人前で踊れる様になるのに大変時間がかかります。
それでも男性の場合は、需要が多かったため、現場に出て上達していくパターンがほとんどで、それでも空いてる時間はレッスンに通っていたそうです。
男性ダンサーともなると、歌番組やコンサート、ミュージカルもそうですが、主役の歌手との距離が近いんですね。
リハーサルにも時間がかかり、舞台になると1~3ヶ月は一緒にいることになりますから、アダジオ(ペアダンス)なんてすることになれば、すごく有名人とお近づきになれる訳です。
これは、ケース・バイ・ケースですが、ドラマの共演者と仲良くなる以上に一緒にいる時間が多くなってきますので、撮影より舞台の方が圧倒的に主役とのコミュニケーションが取れる訳なんです。
まだ、駆け出しのダンサーでも、駆け出しの俳優とは違い、主役にかなり近いところに長い時間一緒にいることになります。
それで、主役がダンサーを気に入るケースは、実は多いんです。
典型的なところで言えば、「小柳ルミ子&大澄賢也」がいい例です。
看板の小柳ルミ子が若手でペーペーのダンサー大澄賢也を見初めたんですね。
この二人に限らず、コンサートや舞台での相手役を努めると、有名歌手から見初められるということがよくあるといいます。
忘れてはいけないこと
いくら、有名歌手と仲良くなったり、内山麻我の様に付き合うことになったとしても、絶対忘れてはいけないことがあります。
それは、「雇用主」だということ!
浜崎あゆみの元彼・内山麻我がこれまたいい例で、「別れたら、仕事も終わり」って言うことなんです。
有名歌手や俳優であるから、お客さんが呼べてコンサートや舞台ができ、仕事になるわけです。
しかし、一介のダンサーではお客さんは呼べないんです。
それでも、ダンスユニットで有名になったり、ダンスイベントで有名ダンサーが集まれば、仕事になるとは思います。
しかも、マスコミになんて取り上げられたら、もう、他の歌手は使わないでしょう。
芸能人とは、得てして「他人のお古」は嫌がる傾向にあります。(もちろん全ての芸能人に当てはまる訳ではありません)
要するに、ダンサーが誰か(有名人)と「付き合ってる」ことが、世間に認知されてしまえば、これまで呼んでくれていた歌手がいても、「交際」までしてしまったらもう絶対と言っていいほど「オファー」はきません。
しかし、若い時は勢いもあるし、ダンサーとしてのパワーもあるので、調子に乗ってしまっても(舞い上がってしまっても)仕方がないと思います。
まとめ
この、過去に芸能人と付き合って、今は仕事が無いというのは、世に出てないだけで、実はたくさんあると思います。
もちろん、ダンス業界に限ったことではありません。
俳優、女優、演歌歌手、お笑い芸人、タレントどこにでもある話です。
ただ、ダンサーは主役のそばにいることが多いのです。
しかし、成功した例もあります。
それは先程の「大澄賢也」がそうです。
無名だったのが、有名人と結婚して自分の名前も売れてきて、一人でも仕事のオファーがくるようになったのだから大したものです。
特に先の例でも、男性ダンサーは重要があります。
主役の相手役に選ばれることはそれほど珍しいことではありませんし、アプローチがくることもあります。
そこで、冷静に対応してる人が長く仕事ができていると言ってもいいでしょう。
しかし、「若気の至り」で「転職になることもあるということを若いうちから理解するのは難しいのかもしれませんね。
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