スマートフォンの普及により、「歩きスマホ」が社会問題になりつつありますね。
東京都内で「歩きスマホ」の事故で救急搬送された人数が、2010年の23人から年を追うごとに増え、2013年は36人となり、3年で1.5倍以上に増えています。
東京消防庁が、調べたところ、スマホや携帯を見ながら歩く「歩きスマホ」での事故は40代が最も多かったと発表しています。
2013年10月には、47歳の男性が遮断機が下りていることに気づかず踏切内に侵入して、電車にはねられ死亡するという事件もありました。
統計的に見るとどのような機能を使用しているかというと
1位:メール・・・55.5%
2位:地図・・・53.3%
3位:通話・・・50.3%
(ライフメディア調べ)
女性はメール、コミュニケーションアプリ(SNSなど)、通話、乗換・時刻表・運行情報が多く、男性はインターネット検索、地図アプリが多いということがわかりました。
この「歩きスマホ」は今後問題になると思いますが、正直私もやることはあります。
まだ、規制はされてませんが、やはり、場所探しなどの「地図アプリ」を使うことがあります。
後は「通話」ですね。
危ないという認識があるためか、「検索」とか「SNS」はやりません。
スマホで歩きながら地図を見るのも、通話するのも危ないのは同じなんですけどね。
どうして危ないか?
特に都心部では駅のホームなどで周囲の人にぶつかるトラブルが増えています。
それは、「非注意性盲 」という状態に陥ってしまうためです。
「非注意性盲 」・・・見えているのに目の前の情報が認識できない状態
他のこと(スマホ)に集中しているため、脳が目の前の情報の処理ができない、脳の容量が限界で歩いているようになってるのです。
先日の台湾の「地下鉄の無差別殺人事件」のときも、目の前の乗客が刺されているのに、スマホをいじっている人がいたと言われています。
スマホに神経を集中しすぎて、目の前に危険が迫っていても脳が危険を察知できないという、危ない状態になっているということですね。
自転車で使うのも問題になっています。
ちなみに、都道府県によってはスマホや携帯電話の使用は5万円以下の罰金が科せられる場合があります。
ヘッドフォンでの運転も同じですね。
補足ですが、よく見かける路側帯の「逆走」ですが、3カ月以下の懲役又は5万円以下の罰金になっています!
進行方向の路側帯が原則ですが、通行できない場合や歩道に自転車通行帯があればOKです。
これからどうなるの?
私が思いますに、今後、条例や法律はできてくると思われます。
「歩きタバコ」が罰金区域があるように、「歩きスマホ」の罰金区域が出来るのではないでしょうか?
でも、そうなったら、「ナビ」的なアプリは違反ということになってしまいます。
車の運転でも、道路交通法によると「ナビやテレビを2秒以上見続ける」と減点はありませんが、大型車¥7000、普通車¥6000という罰金があります。
歩きながらスマホを観ている違反者を取り締まるとなると、現在の警察官の数では全然足りなくなり、「駐禁切符」を切る監視員みたいな人ができてくるかもしれませんよ!
そうなる前に、事故に合う前に気をつけましょうね。
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