いま、「ふくらはぎ健康法」が話題になっています。
テレビやネットで万病に効くということで、実践している人も多いのではないでしょうか?
なぜここまで、話題になったのか、検証してみたいと思います。
その前に、2,3お伝えしますが、私は「足つぼ」の資格をいくつか持っています。
台湾式リフレクソロジスト、英国式リフレクソロジスト、本場台湾の中国伝統民俗療法協会の足裏あんま師という資格を持っています。
また、開節法という、ふくらはぎにアプローチする民間療法の資格も持っています。
実は、私は、足つぼのスペシャリストなんですね。
ということで、検証と言いますか、解説をしたいと思います。
万病に効くって本当?
これは、本当です。
もちろん、万能ではありませんが、手術をするレベルの病気や怪我などは除いて下さい。
生活習慣病のほとんどは改善されます。
女性の方なら、何らかの不定愁訴を持っているのではないでしょうか?
病院へ行くほどでもない、体調の不具合はだれでも1つや2つは持っていると思います。
もちろん、病院に掛かっていたとしても、ふくらはぎを揉むことで改善のスピードが違ってきます。
症状については、たくさんありますので、ここでは割愛します。
はい、ダイエット効果も期待出来ます。
これは、元々、人間の身体の構造上、血液の30%が上半身、70%が下半身に集まっています。
つまり、じっと動かなければ、重力によって下半身に偏ってしまうんですね。
そこで、「ふくらはぎは第2の心臓」と言われる所以があって、歩いたり、揉むことによって、下半身に溜まった血液が全身に巡ります。
中医学では下半身に血液が溜まる、むくむ状態のことを「水毒」と言ったりします。
ふくらはぎの静脈には、血液の逆流を防ぐために弁がついており、筋肉の収縮によって血液を上半身(心臓)に戻します。
このコトを牛乳を絞る動きに似ていることから、「ミルキングアクション」といいます。
要するに、下半身に溜まった、血液を全身に送ることにより、代謝をアップさせます。
基礎代謝が上がると消費エネルギーが増え、ダイエット効果が期待できると言うことになります。
どこを揉むの?
膝から下には2本の骨があります。
太い前側の骨と後ろ側の細い骨があります。
この2本の骨の、「キワ」を骨と筋肉を剥がすように指で押して下さい。
後は、自分ではやりにくいですが、ふくらはぎの真ん中のラインを指で掻き分けるように揉めるといいでしょう。
座ってやるとやりやすいですが、デスクワークなどですとそういう訳にもいきませんよね。
そういう時は膝を使って、足を組む要領でふくらはぎの真ん中に膝を擦ります。
また、下半身に溜まった血液を動かすことが目的なので、立って、背伸びをしたり、アキレス腱を伸ばしたりすることも有効です。
まとめ
肉体は、怪我や病気は血液が患部に栄養を運んで治そうとします。
筋肉が硬くなったり、同じ姿勢で長時間いると、血行不良により、不定愁訴がで始めます。
血液が新しい酸素と栄養素を運ぶことができれば、健康でいることが出来るということに繋がります。
代表的なものに、冷え性、免疫力アップ、高血圧や動脈硬化改善、肩こり、腰痛、ひざ痛、不眠、うつ病、アレルギー改善、など様々な疾患に効果があります。
こんなに、流行ったのには、「実感が分かりやすい」、「お金がかからない」ということがあげられると思います。
ふくらはぎを揉めば、身体が温かくなってくるのが実感できるはずです。
逆に、いくら揉んでも、何も感じない人は要注意かもしれません。
医者やセラピストがこれほどおススメするのにはそれなりの理由があったんですね。
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