SASUKEといえば、TBSのスポーツエンターテイメント番組として誰もが知ってることと思います。
元々視聴率の良かった「筋肉番付」という番組の進化版のような感じで始まりました。
SASUKEが始まった1997年以降も、「芸能人筋肉番付」は放送されてきました。
この、2種類の芸能人と一般人の「肉体派エンターテイメント」とも言える番組は2001年春は、視聴率26.0%とすごかったんです。
しかし、2010年春に7.5%まで、下がり、放送のペースもダウンしました。
それ以降も決していいとは言えない視聴率にも関わらず、参加者は増えていきています。
また、日本だけにとどまらず、現在では海外のほうが人気があるようです。
アメリカでは「American Ninja Warrior」というタイトルで番組が放送されTBSから訴訟を起こされたりしていましたね。
海外版SASUKEはTBSと提携してなかったようです。
他にも、SASUKEをパクって放送している国も1つや2つではないと思います。
それほどSASUKEは人気があるんですね。
SASUKEに魅せられた男たち
SASUKEには毎回、「SASUKEオールスターズ」という、ファイナリストになる確率の高いレギュラーのようなメンバーがいるんですね。
5人が最近4人になっていて、1人は引退で弟子たちが出場していました。
オールスターズは番組の視聴率が良かった頃から出ていたし、身体能力も高くファイナリストのレギュラーでしたので、世間的にも一般人とは言え、有名人でした。
もう、プロスポーツ競技の一種のようになっていますね。
また、出場者を募集すると全国から何千人と応募が来るそうです。
そのオールスターズもほとんどが40代に入り、肉体的にはピークをとっくに過ぎているにも関わらず、出場し続けるのはナゼでしょう?
どうして出続けるのでしょう?
これは私の解釈ですが、「答えはない」と思います。
多少の「負けず嫌い」「目立ちたい」「こだわっている」「中毒性」などもあるとは思いますが、「自分の肉体の限界を知りたい」というところではないでしょうか。
意識するのがライバルであれ、過去の自分であれ、現在の肉体の「限界点」みたいなものを知りたいと思うのです。
歳が重なればその時点での「限界点」を知りたい、「若者には負けたくない」のもあるでしょうが、行き着くところ「本能」だと私は解釈しています。
これは、何かに必至で取り組んだことのある人なら理解できるのではと思います。
テレビ番組ですので、多少年齢が高くなっても、番組的に視聴率がとれそうなら、過去のヒーローにも出てもらうのがテレビ業界のセオリーだと思うんですね。
なので、自分から「引退」と言わなければ出続けることも出来るというところもいいのでしょうね。
還暦を超えた出場者も数人いましたよね。
とはいえ、なかなかの肉体のポテンシャルがないと完全制覇は出来ないですので、趣味程度では恥をかくかもしれません。
この辺は、観たことが一度はあると思いますので、多くは語らないことにします。
まとめ
最近のSASUKEでは、海外選手も多くなってきました。
よく、自宅にセットを再現してトレーニングをしているという選手が紹介されていましたが、海外では「ジム」として運営している人もいます。
「SASUKEジム」・・・名称は分かりませんが、ジムでトレーナーをしている選手が紹介されていましたが、これはなかなか上手いビジネスだと思いました。
もちろん、トレーナーとして運営している以上は、自分も選手として良い成績は出さねければ、経営にもはね返ると思います。
それが出来るのも、人気があるからであって、日本でそのようなジムを開いてもプロ競技でないかぎり無理ではないかと思われます。
この夏には、SASUKE種目がアミューズメントパークとして、楽しめるような施設が都内にも出来るそうです。
SASUKEにはオールスターズがいるように、新世代と呼ばれる選手も次々出てきます。
私も、肉体派ですので、あの種目がどれほど大変かは想像が付きます。
とても趣味で出来るトレーニングでは、ファイナリストにはなれないでしょう。
とどのつまりSASUKEに魅せられた男達は、どこへ向かうのか?何がしたいのか?自分でも分からないのではと感じています。
それは、人間がもって生まれた「本能」だからだと私は感じています。
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