介護士から聞いた、認知症大国日本の恐ろしい現実とは?

病気

最近では認知症を取り上げるテレビ番組も多くなってきました。

それほど、身近な社会問題になってきているんですね。

少子高齢化が懸念されてからもうどれくらいの時が経ったのでしょう?

これから数年~数十年後の近い将来は「超高齢者社会」に突入する訳です。

これはもう、逃れられない日本が抱える社会問題となっています。

現在でも、世間に出てない認知症からの問題がたくさんあるといいます。

現役の介護士から話を聞く機会が出来たので、印象に残った事についてお伝えします。

一番タチの悪い認知症って?

話が聞けた介護士さんが、「一番質の悪い認知症とは?」という質問をしました。

これは即答されましたが、「肉体が元気な認知症」だと言っていました!

その訳は、想像が付くかもしれませんが、「」が病に侵されてるだけで、「身体」は元気だということです!

認知症の初期症状に「怒りっぽい」というのが多く聞かれますが、その通りで、どうにも手がつけられない時もあるそうです。

絶対にこちらが起こってはいけないそうです。

普通にお世話をしていても、怒鳴られる、叩かれるは普通にあるというのです。

罵倒されると言っていましたね。

ある程度、お年を召して車いすや寝たきりだと、それなりにお世話は大変だといっても許容範囲らしいのですが、自分ひとりで行動できるとなると大変危険だというのです。

お年を召していても、口だけは達者な人にはとにかく罵倒されたと言っていました。

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初期では隠そうとする

認知症の初期症状では恥ずかしさから隠そうとするため、初対面では分からないことが多いんです。

その為、自分ひとりで行きたいところへ行くことが出来る。

これが一番危険だと言うのです。

オーバーに言ってしまうと、「旅に出てしまう」ということなんです。

途中で我に帰ることができれば、引き返すことも出来ますが、そのままだと「行方不明」になってしまうのだといいます。

要するに、記憶することは難しいが、普通に会話が出来て身体が元気だから行きたいところへ行ってしまうと言うのです。

それでも大体は見つかるのだそうですが、時々見つからなくて捜索願を出すこともあるほどだそう。

最悪見つからないのですが、数年経って全く違う遠くの県にいたという事例もあるとのこと。

自分の家族がって思うと、本当に恐ろしいです。

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まとめ

認知症人口は年々増える一方で、家族に発症すればそれはそれは大変なケアが必要です。

私の知り合いにもご両親が認知症で、施設に預けっぱなしの人がいます。

自分の両親でももう世話ができないと言っていました。

また、その人は40代後半だったのですが、「この先10年元気でいられたら困る」とも言っていました。

これが家族を介護をしたことのある人の本音なんですね。

もちろん、家族に認知症患者がいる人全てではありませんから誤解の無いよう。

ではどうしたらいいのか?

これは、医師などが言ってる「対策」に精を出すしか無いかもしれません。

よく、「指を動かすと良いから、ピアノが効果的」だとか「パソコンのキーボードで文章を書く」などと言われますが、これは普通に出来る人には効果がないとのことなので、慣れない指の運動をした方がいいそうです!

発症しても遅らせる努力が必要です。

私自身も老人養護施設に伺った事がありますが、80歳を越えてる方が多かったですが、パズルや掛け算割り算が出来る人はまだ良い方でした。

なんだか自分の未来を見てるようにも感じました。

日常生活に新しい事を取り入れ、時々は刺激のある生活や熱中出来るモノを探すのも良いかもしれません。

人事の様に思わず、身近な社会問題として考えていかなければなりませんね。

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