最近、「3Dプリンターが使って銃を作った」犯罪で更に注目を浴びるようになりました。
3Dプリンターを簡単に説明しますと、「コンピュータで作ったプログラム(設計図)を立体的な3次元のもので作り出すプリンター(装置)」のことです。
今までは、写真や絵などの「2次元」の印刷が常識でしたが、「3次元」の立体的なものをプリントアウト(造る)機会です。
これが今まさに世界中で脚光を浴びています。
何がそんなにすごいのか?
これまでは、大企業が発注していた、製品の試作品などを下請けの工場に頼まなくても、3Dプリンターがあれば、時間もかからずコスト面でのパフォーマンスにも優れるモノがすぐに作れるということです。
また、一番コストが掛かる製品の金型や装置などが無くても製品が作れるとなると、資金面でのハンデのある中小企業や個人でも簡単にもの作りが出来ます。
コンピュータで個人が設計したモノが何でも製品にできるとなると「3D拳銃事件」などの問題も出てきます。
2013年5月にアメリカのテキサス州にある非営利団体「ディフェンス・ディストリビューテッド」が世界初の3Dプリント銃「リベレーター」の発砲に成功しました。
その3D銃を造るデータをネット上で公開したところ、欧米を中心に80万件近くダウンロードされたそうです。
しかも、日本では6万件もアップロードされたというから驚きです。
業務用などは数百万、数千万円しますが、食器やスマホカバーなど日用品も簡単にできる家庭用のモノは5万円前後で買うことが出来ます。
また、年々低価格化も進むことでしょう。
もし、これから3Dプリンターが「一家に一台>」というぐらいに普及するとそれなりの注意や教育も必要になってきます。
便利なものほど、悪用されると厄介ですからね。
医療面では?
医療面での技術の進化に貢献しています。
たとえば、人体の骨の一部を3Dプリンターを使ってカルシュウムで作成し、移植すると3年ほどで自分の骨になると言われます。
また、3Dプリンターを使って、iSP細胞で人口臓器のつくるという研究も進められています。
これが実現すると、ドナー待の患者さんがたくさん助かることになるのだと思います。
本人からの細胞データをプログラミングして臓器を造ることができれば、適合性を心配しないで移植することが出来るようになるのでしょう。
もうすでに、家電量販店には「3Dプリンター」のコーナーが設けられるほど注目を浴びています。
仕事や趣味での幅が広がると思います。
しかし、犯罪に応用されないような対策と法律の整備も必要不可欠になって来ることでしょう。
あなたは「3Dプリンター」欲しいですか?
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