現代に護身術は必要?武道?格闘技?始めるに当ってのポイントは?

現代社会

最近、毎月テレビで見る「刃物殺傷事件」のニュースをみれば、「日本の平和神話」が崩れたことは理解出来ると思います。

日本では昔から、「人に迷惑をかけることは人として恥ずべき行為」だということを教育され美徳としてきました。

しかし、その「教育をできる大人」が減ってきているように感じます。

もはや、「自分の身は自分で守る」時代なのだということを理解しないといけないと思います。

特に、海外旅行によく行かれる人は必須です。

確かに、「刃物で刺される」確率は、宝くじで1等になるより低いと思いますが、くじも買ってないのに当たったら(目の前に刃物を出されたら)、その状況が把握出来ないのも無理はないでしょう。

「平和神話の崩壊=平和ボケが無くなる(危機感を持つ)」ではないことも、隣の人が刺されても「逃げることさえしない」要因の一つだと思います。

そこで、護身術を始めるには何がいいのかについてお伝えしたいと思います。

これから何か始めようと思ってる方の参考になればと思います。

武道・武術・格闘技の違い

まず、武道と格闘技の違いについてですが、これはもう完全に、「教育とスポーツ」と理解していいと思います。

どちらが良いとか優れてるとかいうことではありません。

武道とは、「道」と付いていることから、「人の道(道徳)」時な要素が含まれます。

「心身の練磨」というふうなことで、「戦う技術だけではなく、人間としてのモラルの教育」も含まれています。

格闘技とは、これは「ルール」の中で、技術を競い合うもので、スポーツです。

ボクシング、総合格闘技、K-1などに当たります。

武術とは、「術(すべ)」となっていて、道とついてないから、技術だけを教えているかというと、そうではありません。

武術も人道やモラルについては教えています。

それともうひとつのジャンルとして、「軍事格闘術」というモノがありますが、これは完全に「人を殺す為だけの技術」です。

最近では、日本でも、いろんな国の格闘術を習える様になりましたね。

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技術や道徳・人道について

私もいろんな武道・武術を学んできましたが、基本的に「肉体の鍛錬」が優先なのです。

ナゼかというと、「言って聴かせるより、肉体のダメージの方が記憶に残る」からなんです。

もちろん、「心と体がつながっている」ということが前提で、「痛み」は心に伝えやすいんですね。

私の解釈で分かりやすく説明すると、「強い先生→敵わない→尊敬する→先生の様になりたい→先生の言うことを守る」ということになってきます。

これは、多面的にみて欲しいのですが、何かを習得する、何かを習うとか、「あの人の様になりたい」と思ったりした時は、「その人の真似」をすることから始まります。

弟子は先生の真似をすることで、技術を身に付けていくんですね。

もし、先生が間違った指導をしていたら・・・間違ったまま身に付いてしまうことになります。

先ほど、武道は道徳、格闘技はスポーツと説明しましたが、これも先生によるんです。

武道の先生でも、肉体の鍛錬しか指導しない人もいますし、格闘技(スポーツ)とはいえ、「人の道」ついて教える指導者もいます。

なので、先生次第だということなんですね。

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護身術には、何を習えばいいの?

少し話が反れましたが・・・「良い悪い」という前に、「好き嫌い」も加味されます。

要するに、「投技や関節技が好き、打撃は嫌い」とかなると自ずと決まってきますが、自分の目的で決めればいいと思います。

例えば

・ケンカに強くなりたい

・やられた仕返しをしたい

・暴漢から身を守りたい

・ナイフ相手に回避出来るようになりたい

・オリンピックに出たい

・健康、ダイエットのため

いろいろあります。

日本の武道の種類では、柔道・剣道・空手・合気道・少林寺拳法がポピュラーです。

総合格闘技や中国武術なども候補に入れることは出来ますが、まず、どこの道場に入門するにしても重要なことがあります!

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それは、「毎週、決まった曜日に通うことが出来る場所」に道場があることです。

私も、今まで「やりたい」という気持ちだけでいろんな道場の門を叩きましたが、この「毎週通える場所」とういうのが最も大切だということを覚えておいて下さい!

まず、この条件をクリアした、道場から、自分が何がやりたいか?なのですが、護身術だとすると、「体を密着する」のは「寝技」も含め危険な様に感じます。

また、剣道は竹刀(武器)がないと使えません。

1対1かどうかも分からない、ストリートでは投技、寝技、武器を必要とするモノは少しアドバンテージがあるように思います。

達人になれば、そんなことは関係ありませんが、あくまでも一般の人が体得出来るレベルの話です。

そうすると、空手か少林寺拳法になってきますが、空手の流派も山のようにあって、「試合ルール」練習しかしないところは、護身術には向きません。

打撃とはいえ、「掴まれたら」「抑えられたら」「抱きつかれたら」など、「ノールール」の技術も教えているところがベストです。

そうなってくると、私のおススメは「少林寺拳法」ということになります。

少林寺拳法には、打撃・立ち関節・投技もありますので、総合的に見て「護身術向き」だと思います。

また、合気道も良いと思います。

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まとめ

武道や格闘技の習える場所にある道場というのが、最も優先しないといけない事柄で、後は自分の好みということになります。

護身術には、少林寺拳法か合気道が向いていると思いますが、どの武道、武術でも回避出来ないモノはありませんし、本人の実力しだいでどうにでもなります。

ただ、技の多さや技術形態からすると、護身術に向いていると思います。

しかし、全ては、教える指導者に魅力があるかどうかだとも思います。

やっぱり、なにか始めるには、「楽しさ」も必要な条件になってくるからなんですね。

心身を鍛えることが出来て、楽しさが加われば、長く続けることが出来るんです。

できれば、「対ナイフ」や「対複数人」もたまに練習してるところがいいでしょう。

いろいろ説明しましたが、究極の護身術は「走って逃げる」ことです!

そう出来ない状況でどうするかを考えなければいけないんですね。

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