近年、子供のコミュニケーション能力の低下が問題視されています。
この問題は、子供に限ったことでは無いと思いますね。
携帯電話からスマホにバージョンアップしてメールやチャットがはやり、電話代わりに使われている人も少なくありません。
このような近代文明において、私達の生活は非常に便利になりました。
正直、昭和生まれの我々は「文明の利器」の進歩についていけてない部分もたくさんあるのは否めません。
生活や文明が発達するにつれて、何かを犠牲にしていっているということに気づいている人はどれくらいいるのでしょうか?
私が初めて携帯電話を持ったのは今から25年ほど前で、それは高価なものでした。
当時の私は「成功者の証」みたいな捉え方をしていて、「いつかは携帯電話持ってやる!」と思ったものです。
メールが普及し始めた時は、「なにそれ?手紙書けばいいじゃない。」って言ってましたね。
そんな私もメールは毎日利用しています。
スマホも無くてはならないアイテムの一つになり、今の生活を支えています。
本当に危険なの?
スマホが普及している現在は、本当に便利になりました。
わからないことはすぐに調べられるし、知りたい情報はスマホがあれば大体のことは解決出来ます。
私の知り合いにもいますが、子供をあやすのに、スマホでアンパンマンを見せると言うことは普通だと思います。
しかし、これが子供のコミュニケーション能力の低下を引き起こしているという研究結果も出ています。
お母さんやお父さんの代わりをスマホがやってるということはその分、人とのコミュニケーションができていないということなんです。
これは非常に危険なことで、近年の犯罪で「えっそんな理由で犯罪を犯したの?」「どうしてあんなことをしたんだろう?」ということを思ったことはありませんか?
これは明らかにコミュニケーション能力の低下により、ストレスの発散の仕方が分からず、犯罪と知っているのにやってしまったという事例が増えてきている証拠です。
どうして武道やスポーツがコミュニケーション能力向上に良いのか?
これは脳科学者も提唱してることなのですが、答えは簡単で、武道である以上他人と触れます。
この「他人に触れる」というコミュニケーションが非常に良いのだというのです。
普通に考えたら、「そりゃそうだよ!」と思えてきますが、実際は出来てないんでしょうね。
わかりやすく説明すると、空手や柔道などは、相手を倒すモノですから相手と直接コンタクトしなければなりません。
空手でいうところの、突きや蹴りを相手に当てないと相手は倒れてくれないということです。
柔道やボクシング、レスリング、テコンドー、剣道などが分かりやすいですよね。
別に、球技や陸上競技がダメだということではありません。
団体競技もチームワークが発揮されないと勝つことは出来ないと思います。
私はダンスなんかもいいと思いますね。
まとめ
コミュニケーションというのは、「人間対人間」でなければ意味がないと思っています。
それには、メールよりも電話、電話よりも会う、会うよりも触れ合うことが重要なんですね。
それには、拳とはいえ、相手に触れる空手なんかは最適なんです。
また、最近の日本も物騒になってきましたので、護身術としても役に立ちます。
武道に限らず、スポーツや人と触れ合うことには積極的に参加した方が、犯罪の少ない社会になると思います。
文明の利器に操られる生活サイクルは、生きている人間として不本意ではないでしょうか?
「無いと困るが無くてもなんとかなる」という気持ちでいたいものですが、実際スマホや携帯がなくなると世の中パニックになるんでしょうね・・・
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