ある雑誌で、2013年の中国人観光客に、「日本のどこに行きたい?」とのアンケートに「電器店街」「家電量販店」と答えた人が最も多かったそうです。
2位は「¥100ショップ」、3位は「ドラッグストア」だったようです。
いま、関西国際空港では「炊飯器」が飛ぶように売れてるのだとか。
滞在中に電器店で買ったのではないのでしょうか?
イエ、彼らはたくさんの家電製品は買っています。
そして、すでに国に送ってるハズなんですね。
ではナゼ、関空で炊飯器が飛ぶように売れるのでしょう?
「ご飯」文化の違い
中国人観光客の日本のお土産人気ナンバー1は「炊飯器」です。
多分彼らは、一番に炊飯器は購入してるハズ。
大体ですが、日本に着いてはじめに行くのが、電器店街なのです。
散々、買い物をしてるはずなんです。
テレビのニュースで観ても、彼らの買い物のレベルはえげつないほど大胆ですよね!
「そんなに買ってどうするの?」って聞くと、ほとんどはお土産とか頼まれモノだそうです。
もちろん、自分の家庭用が最優先だとは思います。
ひと仕切り、買い物をしてから観光に行くんです。
日本の名所や温泉など、日本の「おもてなし」は中国に限らず、世界中の観光客から本当に絶賛されています。
そこで、頂く、「ご飯」の美味しさに驚くようなんです。
中国も「お米文化」なので、当然、ご飯は食べるのですが、日本の様にご飯にコダワリはなく、メインは「おかず」なんです。
ご飯を炊くのは、そこそこで、外食でも頼まない人もたくさんいますし、おかず(料理)に力を入れるのですね。
私も2度中国(上海)に行ったので、わかります。
まあ、「世界三大料理」の一つですからね。
日本は、米の産地にこだわり、炊き方にこだわりがあります。
元々、中上流階級の観光客が多いので、普段から良い物を食べてるのか、違いがわかるんですね。
そこで、先に買ってはいるんだけど、日本のお米の美味しさに感動した人たちが、最後に空港で「炊飯器」をまた買って帰るんですね。
関空では、出発が遅れることも・・・
ほんとに、えげつない買い物の仕方をする中国人観光客達ですが、空港でも同じように買ってるというのです。
中国にも、「高級炊飯器」はあります。
が、日本には到底およばないのでしょうね。
出国審査を終えた、これから帰ろうとする人たちが、我先にと「免税電器店」に押し寄せているというのです。
あとは、飛行機に乗るだけだというのに、お構いなしに、ここでもバンバン買っているのでしょう。
機内に持ち込めず、貨物室に積み直さなければいけなくなるのだとか。
ダンボールから出したり、工夫はしてるようですが、航空会社も困ってるでしょうね。
まとめ
私が、中国に2度行って、感じたことは、お客さんに対して「頭を下げない」「笑顔を見せない」要するに、「愛想なし」の店員がほとんどだったということ。
しかし、全員ではないのは、たまに、日本語が話せる店員さんがいたということでした。
日本語が話せる人のほとんどは、日本に留学経験がある人で、そんな人は愛想が良かったです。
日本の文化を味わったことのある人は、「笑って」くれましたね。
そんな「おもてなし」の国のあらゆるサービスを受けると、どこまでも気が利く日本の家電製品は、「買わないと損」みたいなブランディングになってしまっているのかもしれませんね。
中国も1度目から2回目に行くまで、17~18年経ってたわけですが、随分変わりましたね。
2回とも上海で、二度目は上海万博の直前でしたから、町もキレイでした。
討論番組で「暴動を起こすのは、低所得者層」というのを良く聞きましたし、「お金持ちは、暴動を起こさない」とも専門家が言っていました。
私は、武術などの中国文化が大好きなので、中国人の今の「自分さえ良ければ」的な風潮は残念でなりません。
世界最大の国が、世界最高のモラルの持ち主なら、世界中のリーダー的な存在になれると思います。
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