もうすぐ夏休みですね。
そうなると、テーマパークは一年で一番忙しい時期を向かえます。
日本一の来客数を誇る、ディズニーリゾートですが、現場で働くキャストの間では重大な問題があるというのです。
オリエンタルランドから雇用契約を解除された人たちで、労働組合(ユニオン)を作り、オリエンタルランドとの交渉にあたっているらしいのですが、全く相手にされていないのです。
それは、「外注」であるから、直接雇用じゃないというのが言い分みたいです。
これまで何度もニュースになってる「ディズニーの労働問題」ですが、一向に改善されたという話は聞きません。
「夢の国 ディズニーリゾート」での実態はどうなっているんでしょう?
ブラック化が進んでいる
行ったことがある人なら、お分かりだと思いますが、ビッグサンダーマウンテンやスプラッシュマウンテンなどの、人気アトラクションで時間待ちが当たり前っておかしくないですか?
前は、それでも待っている間に、待ってるゲストに向けて小さいショーをやってくれていましたが、経費削減で今はやっていません。
また、3時間以上も待ってるのに、キャラクターは1人も来ないことも普通です。
これでは、ゲストは炎天下の中、ただ待ってるだけです。
人気のアトラクションに3つ乗ろうと思ったら、それだけで、単純に9時間です。
これが「夢の国」なんでしょうか?
そもそも、ゲストの入れすぎが問題なんです。
3時間待ちのアトラクションがいくつもあるとういことは、お昼時のレストランなんてもう大混雑なわけです。
処理しきれないお客さんを入れるだけ入れて、ゲストのケアをする部分の経費を削減してるというのです。
レストランでは当然座る席がなく、立って食べる家族連れがたくさんいるんですが、店員に注意を受けると言うのです。
しかも、ゲストを誘導するスタッフも削減。
これで、ハピネスが届くのですかね?
キャストの問題
私にも現役でディズニーリゾートに務める知り合いがいます。
それはダンサーなので、内情を少し伺えることができますが、ひどい内容ばかりです。
炎天下の中、40分のパレードをキャラクターのきぐるみで踊り続けるわけです。
キャラクターの衣装には、猛暑対策が施されてないそうで、パレードが終わった途端熱中症で倒れる者もいて、サイレンの鳴らない救急車で運ばれていくそうです。
だから、アトラクションを待ってるゲストの相手をしていると、熱中症のリスクが高まることや、ゲストが多くて危険なのであまりキャラクターはゲストの前には現れないということなのですね。
普通の「人間」で踊ってるダンサーならまだしも、35℃を超える日の着ぐるみの中は一体どれほど苦しいのかということは上層部は考えないようです。
最近の夏は、やたらとキャストがゲストに水をかけるパレードが多くなりましたよね。
あれも熱中症対策なんですね。
でも、それはキャラクターには関係ない訳です。
しかも、突然の解雇問題もあるようです。
従業員の90%がアルバイト
そうなんです、重要な役割を負わされてるスタッフのほとんどはアルバイト・パートなんです。
なので、現場の声が運営サイドの上層部には届かないのだそうです。
上層部はコストカットのことしか考えてないので、「現場で起こってる事件」は届かないと言うか興味が内容に感じました。
コストカットのやり過ぎで、アメリカの本社から、「みすぼらしい」と指摘を受けたこともあるそうな・・・
その経営体制を、自画自賛してる書籍などもありますが、私は現場の声を聞いていたので、バカらしくて手に取ろうとも思いませんでした。
まとめ
現場をほとんど、理解していないオリエンタルランドの経営陣ですが、一度真夏に丸一日遊んでみたらどうでしょう?
また、一日、ゲストを接待する業種を体験してみたらどう思うのでしょう?
「夢の国」の裏側はとんでもないブラック企業が運営してるということを自分たちが体験することで実感して欲しいと思います。
私は、遊びに来る人も、働く人も「夢の国」であってほしいでけなんです。
偶然にも私の周りには、ディズニーリゾートで働いてる現役のキャストや元スタッフがいるので、ニュースと照らしあわせてお伝えすることができます。
良い会社は、「従業員を大切にする会社」なんて言うのは、誰でも聞いたことがあると思います。
これほど、アルバイトとはいえ元従業員から、訴えられたり、改善を求められたりする企業も珍しいですよね。
働いたことのある人間は「見た目と現実のギャップ」の違いに驚いてる人が少なくありません。
それこそ、「ミッキーマウスのストライキ」なんてニュースにならないようにして欲しいと願います。
ディズニーリゾートで一生雇用なんてできることになれば、本当の意味での「夢の国」にもなれると思うんですが・・・
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