岡田准一のアクションがハンパない!日本の俳優の撮影前の役作りの現状とは?

芸能界

SP」のメイキングで有名になった、「フィリピン・カリ」ですが、主役の岡田准一がスゴかったです。

俳優が、ここまで「役作り」に力を入れるのは、ここ日本では非常に珍しいことです。

ダウンロード

若い時、少し、業界にたずさわる仕事をしていましたので、一般の方よりも詳しいんですね。

普通、アクションがあるドラマや映画の前に、「トレーニング」として格闘技やアクション、スタントの練習をするのは普通です。

この「練習」をしないで、すぐに撮影に取り掛かれる俳優は日本に何人いるんでしょう?

正直、ほとんどいないと思います。

ハリウッドなどでは、数ヶ月から1年ほど掛ける俳優もいるのに、日本での現状はどうなんでしょう?

SP」を観て、アクションをやったことが無いのに、「岡田君の様に、カリをドラマの中でやりたい」という俳優が一時期増えました。

これは現場にいた、スタントチームから聞いたことです。

当然、日本人でも「役作り」のためのトレーニングは行います。

俳優は、自分が演じる「」によって、出来ない特技などは撮影前に練習するのが普通です

それは、楽器、料理、治療(医師役)、殺陣、乗馬、スポーツ、アクションとありとあらゆる事柄に当たります。

この中で、比較的に良く行われるのが、「アクション」なんですね。

「殺陣(チャンバラ)」もやりますが、最近は時代劇の視聴率低迷により、あまり製作されなくなりました。

しかし、刑事物は普遍といいますか、1年中必ずどこかの局でOAされています。

刑事物でも当然、アクションや制圧術の稽古はやりますね。

普段から、アクションをやってる俳優はいるんでしょうか?

それはいるとは思いますが、売れっ子は常に現場にいるので、そんな時間は無いというのが理由でしょう。

しかし、まずいない、というのが現状ではないでしょうか?

それでも、趣味程度に格闘技でもやってる人は、アクションを作る側からしたら、大助かりな訳です。

「SP」の時の岡田准一はアクションシーンを作る時から、アイデアを出したり自分が学んだ技術を披露したりと大変貢献したようです。

アクションチームからしたら、インストラクター資格を持ち、格闘技を知りすぎていて「面倒くさい」存在だったかもしれませんが、そこは定かではありません。

images

日本の俳優は別に特技を持たなくても大丈夫

特に、特技や変わった趣味など持たなくても、日本の俳優は大丈夫なんですね。

それはどうしてかと言うと、「吹き替え」を使えばいいんです!

吹き替え」とは、声だけでなく、「肉体」も代役のことを「吹き替え」と言うんですね。

ピアニストだったら、手元だけ、料理家だでも手元だけ、医者の手術のシーンでもと、その特徴である部分をアップで撮れば分からない訳です。

さすがに、外国語は勉強しないといけませんが、俳優の出来が悪いと、台本を書き換えることも普通です。

スポンサーリンク

これはアクションも同じで、俳優に近い体型のスタントマンに「吹き替え(派手なアクションなど)」を演じてもらえば問題は無いんです。

現在のドラマのほとんどが、この手法で作られています。

ドラマを良く観ると、派手なアクションは大体、後頭部が映るように撮ったり、自分の腕なんかで顔を隠していることにお気づきでしょうか?。

カットが変われば、俳優本人になるので、普通の視聴者には分からないと思います。

判らないようにカット割りを決めて撮影していますからね。

まとめ

昔の千葉真一やジャッキー・チェン、真田広之のように俳優本人がアクションをやる必要がないというか、逆にやらない方がいいんです!

それはどうしてかというと、もし連ドラの撮影中に主役の俳優がアクションで怪我をしたりしたら、当然、撮影はストップします

それでは、「連続ドラマ」にならなくなります。

もし入院でもされたら、脚本家もどうやって主役を替えようか筋書きに困ります。

主役のいない、部分を撮るにも限界はあるし、主役に限らず、脇でレギュラーで出ている俳優全員に当たることです。

ましてや、若い売り出し中の女優が怪我でもしたら大変な、賠償問題にもなりかねません。

ちょっと転ぶ、椅子からコケる、だけでもスタンマンに吹き替えをお願いした方が、現場はスムーズなわけです。

立ち回りも、背中向きのアクションは吹き替え、振り向いたら本人と言う具合です。

しかし、裏を返せば、特技を持っている俳優はとても重宝されると思いますので、趣味をたくさん持つことは俳優にとって重要になってくると思います。

芸は身を助く」、文字通り「趣味・特技」は自分を助けてくれる事に気がついてる俳優が今の日本にどれだけいるんでしょう。

パンチ一つ出来ないのに、刑事役を受けてしまうという俳優の現状は視聴者離れにつながっているのではないでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました