エアコンをつける前にトリコスポロンに注意!夏型過敏性肺炎の特徴と対策!

予防

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そろそろエアコンを再び稼働させる季節になってきました。

過ごしやすかった季節も終わり、梅雨に入り、梅雨が明ければまたあの暑い夏がやってきます。

そうなるとエアコンを付けない日は無くなるでしょう。

その前に、エアコンは掃除をしておきましょう。

なぜなら、「夏型過敏性肺炎」になるかもしれないからです。

夏型過敏性肺炎とは?

夏型過敏性肺炎とはカビや細菌、ほこりなどを呼吸で吸い込むことにより、その物質が抗原となってアレルギー反応から肺炎を引き起こしてしまうことを言います。

夏型過敏性肺炎は、トリコスポロン・クタネウムというカビを吸い込むことで起こってしまう肺炎のことです。

トリコスポロンは、温度が20度以上で湿度が60%以上になると活動をはじめ、高温多湿になると活発になり、エアコンの吹き出し口などから胞子を飛ばします。

エアコンからの細菌が原因となることが多く、5月から10月に症状がでるが多いのが特徴です。

トリコスポロンは、特に珍しいというカビではなく、エアコンのほかキッチンやお風呂場にも多く繁殖しており、身近なカビといえるでしょう。

日本特有の高温多湿の季節に起こりやすいことから「夏型過敏性肺炎」と呼ばれています。

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症状って?

症状としては、30~50歳代に多く、咳、頭痛、発熱、悪寒、全身倦怠感、呼吸困難などの症状がでます。

病院での検査は血液検査、胸部レントゲンなどを行います。

単なる夏風邪と放っておいたりすると、次第に肺自体が侵されて慢性化します。

そうなってしまってからでは、どんなに治療を施しても完全には健康な肺に戻ることができません。

風邪かな?って思った時、同時に呼吸困難を引き起こしている場合は、迷わず医療機関で胸部レントゲン検査を受けましょう。

急性期だったら、1~2週間程度で治ることもありますが、重傷だと入院することになります。

夏型過敏性肺炎の治療方法としては、副腎皮質ホルモン剤の内服が効果的です。

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では、夏型過敏性肺炎にならないためには?

究極の予防や改善策は、新築に引っ越すことですね。

リフォームも考えた方がいいかもしれません。

しかし現実的には「咳が出たから引っ越そう!」「咳が出たからリフォームしよう!」とはいきませんよね?

そこで、カビのできにくいような環境作りに取り組みましょう!

家に中の何処に気をつけるかと言いますと、まずエアコンです。

週に一度は掃除をします。

久しぶりに動かすときは、費用は多少かかりますが、専門の清掃業者にエアコンの掃除を依頼するのもいいかもしれません。

浴室などは、出る時に、壁の水滴を拭き取ることで、カビの発生を抑える効果があります。

バスカーテンも拭き取ることを忘れずに!

キッチンや料理器具、また水を使う家電など水回りは小まめに掃除をし清潔に保ちましょう。

夏型過敏性肺炎は慢性化しますと、熱は微熱で、咳だけが出る状態が多くなります。

そうなると、ぜんそくなんかと間違えることも出てきます。

要は、毎年夏には風邪をひく、咳や痰が出るという人は、呼吸器科などの専門医で一度診てもらうことをおススメします。

とりあえず、この梅雨から梅雨明けの時期は要注意です。

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